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自動詞と他動詞について/学習記:我回日本的时候,做给父母和朋友们吃,他们一定很高兴。

 以前、石川佳純ちゃんの話で 加油の話を挙げた事があるが、(試合後のコメントの最後を” 加油”  で終えた。どう考えてもガンバレ!の意味はなく、がんばります。の意味です。)その件について 気になってたので再度考えてみたい。 
 中国語の自動詞と他動詞についてネットで調べると、【中国語は語形変化を持たないため、一般的に中国語辞書は自動詞と他動詞を明記しないが、中国語にもそれに相当するものとして“及物动词”と“不及物动词”が存在する。“及物动词”(他動詞)は目的語をとり、“不及物动词”(自動詞)は目的語をとらない。】とある。ガンバレ(試合を)。と考えればこれは、 及物动词 です。がんばりますは、目的語の取りようが無いので 不及物动词 という事になる。中国語は 不及物动词と及物动词 を兼ねてる動詞が多いらしい。
不及物动词 1012個 (19.9%)
及物动词 3460個 (67.9%)
兼类动词 624個 (12.2%)
という数値も出ている。つまり中国語の動詞の12%は自動詞と他動詞を共用してるという事です。その中のひとつが 加油  で、私が聞いてて違和感を感じた部分だったのです。日本の場合は区別するのでゼロ%ですので、12%というのは多いです。違和感を感じるフレーズは、結構多いと思います。

 学習記書きます。
我回日本的时候,做给父母和朋友们吃,他们一定很高兴。
wǒ huí rì běn de shí hòu ,zuò gěi fù mǔ hé péng yǒu men chī ,tā men yī dìng hěn gaō xìng 。今日、これをいきます。 分析します。

我回日本的时候,/做父母和朋友们吃,/他们一定很高兴。
複文1/複文2複文3
父母和朋友们吃,
述部
/给父母和朋友们吃,
連述語主眼/連述部飾り
父母和朋友们/吃,
連述部主眼/連述語飾り
/父母和朋友们
述語/目的語


①この文 多重複文です。コンマ「,」によって、三つの単文に区切られてる。複文1,2,3に分けてます。前回も書きましたが、「複文とは単文を”ある論理関係”によって一つに組み合わせてできたより複雑な一つの文。」単文が三つあるわけですが、あくまで一つの文です。この複文の分析は止めときます。複文1,2,3程度にとどめておきます。 ”ある論理関係” という極めてあいまいな表現しかできないほど多様なのです。たった二つか三つの単文です。単文の成分のように、とらえどころのない単語の羅列にしか見えないというような現象は起こりません。自然と見えます。複文1及び3についても非常に簡単なフレーズですのでいちいち分析するのは止します。
②ここ分析します。見えますか?見える方はここ読む必要が無いです。
まず、この単文 主語が無いです。本来の主語 我 が省略されてます。 我 は既に複文1で出てきてるので、ここで 再度、中国語は全て主述文のリクツで 我 を入れるとかえってクドイというか、不自然な文になってしまいます。
③連述 主眼 と 連述 飾り に分けられます。
ちょっと日本語訳します→ 做します。给父母和朋友们吃,の為に。
④ 给父母和朋友们吃, を 連述 主眼 と 連述 飾り に分けれれます。
日本語訳しときます。→ 给父母和朋友们します。吃 を。 给 はGIVEです。「ギブミーしてんか?」のギブです。
⑤不要かと思いましたが、一応書いときました。
全体を日本語訳します。→ 我回日本的时候,做します。给父母和朋友们吃の為に。,他们一定很高兴。です。
まともな日本語訳も書いときます。→ 日本に帰ったら、両親や友人に作ってあげます。きっと、すごく喜ぶ。*本に書いて有った和訳です。
 このあたり、私の取り方と本に記された翻訳と少し違います。
私の取り方を日本語訳で表現すると。→日本に帰ったとき、両親や友人に作ってあげたら、きっと、すごく喜ぶ。
複文1,2,3の複文分析の仕方の違いです。違うけど、会話の流れの中で、私の理解の翻訳と、本の翻訳は、両方通じます。複文とは、それほど多様なのです。話の流れとその場の空気で変わります。この辺りが中国語の難しさなんです。
 中国語は、カンタン?ネット等でよく見たり聞いたりしますが、一体どこの誰が何を根拠に言ってるのだろう。私は不思議。

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