中国語は全部主述文なんですが、主=主語とは何なのか?述=述語とは何なのか?
まず、基本ですが、コレを説明してる本は、かなり少ない。
主語とは何なのか?述語とは何なのか?を充分理解してる前提で話が始まるわけだが、日本人は全く理解してない。この前提の段階で既に迷路の中に居る。日本人は外国語というと英語しか知らないので、英語的な主語と述語をイメージする。この辺りで既に脱出不可能な迷路に入ってる。完了形です。
唯一の脱出方法は、そこに住んで24時間中国語だけで生活して24時間中国語だけで考える事くらいか。。。そのうち主語とは何なのか?述語とは何なのか?自然に身に付くと思う。その時はもう主語とか述語とか主述文とか考えてないと思う。
実際の例文でみてみたい。
我有一个朋友会说广东话。wǒ yǒu yī gè péng yǒu huì shuō yǎn dōng huà 。
私の教科書には、「第一の成分の動詞が”有”である連動文」とされており、最終的に兼語文だと解説されてます。つまり連動文の一部は兼語文だという事。
「私には広東語を話せる友人が1人いる。」の日本語訳になってる。
連動文は前か後かどちらかが主眼とか、いろいろ書いてきたが、これ「何がどう」というだけの単純な主述文じゃないだろうか。。。つまり、話題(主部)+説明(述部)。
我有一个朋友:これが主部で話題です。「私には一人の友人が居る。」と話題をもってくる。
まわりは、この話題に「一体どんな友人だ?」ググっと寄ってくる。一个というのもタメが効いてていい感じ。
会说广东话。:ココ説明です。述語なんです。
中国語って、この流れなんじゃないのかなあ。。。話題+説明。主述文。
終わりにしようかと思ったけど、もう一つ別のフレーズで考えてみる。
很难得。hěn nán de 。機械翻訳では、「珍しいです。」と出てくる。
难得。は辞書で出てきます。
形容詞
1(何かが簡単に入手できない,実現できないことを示し)得難い,貴重である,達成し難い.
2(何らかの事柄が常に発生するとは限らないことを示し)めったに…しない,珍しく…する.
だそうです。例文は省略しました。
形容詞なのに「めったに…しない,珍しく…する.」の訳になってる。全然形容詞じゃ無いジャン。
この辺りも、中国語では、英語、日本語の形容詞の常識は通用しないです。
話が逸れましたが、何が言いたいかというと、难得が形容詞なら「非常に得難い。」で、一応納得出来るんです。难得ひとかたまりで形容詞「得難い」と覚えれば良いワケです。
私は、別の考え方です。很难でひとかたまりで、「非情に難しい」の話題です。周りは何が難しいのか?と寄ってきます。説明として得を付け加えます。主述文です。
辞書のように难得=形容詞でひとつひとつ覚えるのも一つの方法だと思います。
でも私の頭の中では、その考えは無くて、很难が一つのかたまりで、話題です。そう考える方が、很难の後の単語を変えるだけで、汎用性があります。いくらでも使える。
一つ例をいきましょうか。很难说。
很难:話題(主部)。说:説明(述語)で良くないですか?很难看,很难做,很难走。。。
いくらでも作れます。
私の考え方の方が、汎用性が有って拡がるんです。
ちなみに难说を辞書で引くと動詞で出てきます。
难说は形容詞じゃ無くて、今度は動詞になります。难得は形容詞で难说は動詞?その区別はどうなってるの???
興味ないけど、辞書の抜粋を一応貼っときます。
動詞
1(多く人情として)言いにくい,簡単に言えない,話しにくい.
2(事柄がどうなるか)はっきり言えない,なんとも言えない,よくわからない.
※なんか、動詞というか、こっちの方が形容詞なんですけど。。。オカシイでしょう?絶対オカシイ。
私個人の考え方ですが、中国語辞書の品詞分類は、あんまり信用しない方が良いです
。少し前まで、日本で売ってる中国語辞書には、品詞分類は無かったんです。載ってるのは意味だけです。はじめ人間ゴンの世界です。本気で追及するとワケわかんなくなる。まず一番は、中国本土でも品詞分類は確立されてないんです。その確立されてないある一つの学説を元に辞書を作ってるから、もうバラバラ。かと言って間違ったことも書けないので理解不可能なほどその表現は複雑になる。
あ~疲れた。
以上
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