G-2B790BNTEK

学習記:今日は、書かない方が良いと思います。

 シルクロードツアーのガイドが旅客に発した第一声です。
欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。
huān yíng dà jiā lái daò sī chóu zhī lù de dì yī zhàn ——xī ān 。

 どうでしょうか?言ってる内容は解りますのネ?まあ、解ればそれで良いというものです。それ以上何も必要無いのですが。。。
 このフレーズの構造、気になりませんか?気になるというか、私の場合は納得出来ない。このフレーズを理解していると自分自身思えない。リクツを付けたくなるんです。


 AとB、二つのパターンを考えました。

欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。
欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。
述語目的部(節)
欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。
連述部主眼連述語カザリ
連述語主眼目的語(兼語)

 主語(我)は省略されてるので、主語、述語の分析は今回省略します。
A.述語+目的部(節)という分析です。単なる述目句です。多分、この分析に文句をつける方は非常に少ないと思います。英語を持ち出すのは良くないが、that構文です。

B.兼語文パターンの分析です。私は、コレ兼語文だと思いました。
「大家」は「欢迎」の目的語として取れます。同時に、「来到丝绸之路的~。」の主語とも取れます。それなら、兼語文です。もちろん、兼語文とは使役文であると説明している記事も有るくらいなので、文頭にあげたフレーズは兼語文とは考え難い。しかし、有文とか、好き嫌い文とか、使役表現じゃない文も兼語文として多く有ります。その点から、私は兼語文の範疇だと思ったんです。

 じゃあ、どっちが正しいのか?一般中国語常識のモノサシで言うと、Aが正解で、Bは間違いという事になります。なぜなら「欢迎」を辞書で引くと、A.述語+目的部(節)の例文は載ってるが、B.兼語文パターンは載ってない。「欢迎」が兼語文に用いられるなら兼語文の例文が載ってるハズです。従ってA.述語+目的部(節)が、一般的には正解です。

 私は、どう判断したか?答えは、どちらでも無い。AとBの間。
 仮にA.述語+目的部(節)と取った場合、欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。と間をとって喋るハズです。 しかし実際は、欢迎大家来到丝绸之路的第一站——西安。と確かに言ってる。辞書を否定することになりますが、少なくとも、喋ってる人はA.述語+目的部(節)とは考えてないです。兼語文と考えて喋ってます。辞書より現実の方が真理だと思います。A.述語+目的部(節)の理解は間違いです。

 仮にB.兼語文が正しいとした場合、連動文の継起性が成り立たない。従って、兼語文では無い。

 連動文の継起性?これは、今日は、書かない方が良いと思います。諸学習者を迷路に追い込んではマズいので。そのうち書きます。

今日、終わります。

コメント