いきなり、本題に入ります。今日、記事にしようと思った例文はコレです。
我知道他是50岁。
wǒ zhī daò tā shì 50suì 。
私は彼が50歳であると知っています。
どうでしょうか?
一般に〔知道+目(節)〕と分析されます。日本語訳もそれに沿って訳されてます。スッキリ納得なハズですが。。。私は疑問なんです。
英語を出すのは良くないですが、比較する意味で敢えて引っ張り出すと、英語の場合は THAT構文 で、我知道THAT他是50岁となる。目的語がセンテンスになる場合、THATが入りますのでハッキリ解ります。でも中国語の場合何も目印が無い。どうとでも取れるのです。コレが中国語の難解なところ。
私がこの簡単な文をワザワザ記事に挙げたのは、この分析は実は、どうも違うと感じるからです。どこが違うかと言うと、しゃべる時の区切り、ポーズが、どう聞いても 我知道他/是50岁。になってると感じるのです。しゃべってる人は、我知道他 と 是50岁。 を別々に考えてしゃべってると思います。
この区切り方で、分析します。
我 | 知道 | 他 | 是50岁。 | |
① | 主語 | 述部 | → | → |
② | 述部主眼 | → | 述部飾り | |
③ | 述語主眼 | 目的語 | 述部飾り |
①主部と述部の区別です。ここは、異論のないところです。
②知道他 が、述部主眼です。 是50岁。が、述部飾りです。
③ ②の述部主眼は、述語主眼+目的語 です。
強引に日本語直訳してみます。⇒私は彼を知っている。(主眼) 50歳であると。(目的語系、あるいは付け足し系の飾り。)☆ポーズの入り方からして、私には、こうとしか聞こえないんです。
この類の文が全て、〔動詞+目(節)〕の構成になっていないのかというと、そうでは無くて例えば、
我听说/他的店很好。の様に〔動詞+目(節)〕の構成通りにポーズが入ってる場合もある。
要は、我知道他是50岁。 の「他」を「知道」の目的語と取る場合のポーズの取り方と、「是50岁」の主語と取る場合のポーズの取り方と2種類、実際の会話ではフレーズに依って、存在するという事。もう一つ例を挙げると、
祝你们/永远幸福。zhù nǐ men yǒng yuǎn xìng fú 。末永くお幸せに。
この文では、明らかに目的語と取る場合のポーズの入り方です。
ここで、気付いた方もおられると思いますが、目的語とも主語とも取れるんなら、兼語文ジャン!という件です。御心配なく。今日挙げた例文は、いろいろ調べましたが兼語文では無さそうです。私、兼語文の区別方法は解りません。解らないと同時に区別する必要性を感じません。兼語文というコトバ自体、無くても困らないです。私からすると、全部、連述文です。全部、連述文で分析できます。
以上今日、終わります。
P.S.今日、私の加湿器、煙を吐きっぱなし。相当乾燥してる模様。
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