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学習記:文句なく自然に入って来ます。でも問題山積み。

 ほんのちょっとだけ、関係ない話。
先日、朝の開店と同時に高島屋の食品売り場の焼き鳥屋へ行き、ビールの当てを買おうとしたのですが。。。キモ2本と皮2本、それとシソ巻き。。アレッ?お母さんシソ巻は? お母さん:「シソ巻は今、焼いてます。」・・・そんな事、後ろでオジサンが焼いてんの見りゃ解るよ!そおじゃなくてエ! 店、開店してんのに、なんでまだ焼いてんの?って聞いてんだヨウ!

 冷静になって、学習記を書きます。以前のブログで、動詞が重なってる場合、連動文なのか?目的語(部)なのか?その見分け方は何なのか?
・我坐飞机去北京。(連動文)
・我喜欢笑。(動詞が目的語)
仮定ですので、鵜呑みにしないでくださいという前書きで、動作の発生の順番に着目して、順列なら連動文。逆流してたら目的語というリクツを書いた記事を書きました。その理屈は、それでわるくない無いと思う。
 悪くないんだが、もっとシンプルな違いがあることに気が付いた。気が付くのが遅すぎるのだが、いろいろ考えてるうちにグルングルン状態になり見逃してしまいました。
 その違いを書きます。
連動文の基本は、動詞+目的語 動詞+目的語です。我坐飞机去北京。(連動文)こうです。
連動文において、基本的にはだかの動詞が直接かさなることは無いです。
ところが、我喜欢笑。(動詞が目的語)の例だと、直接重なってます。直接重なったら、後の動詞は、目的語ということです。
 かなり明白だと思いますが、いかがでしょうか?
但し、但しですが、連動文の第一成分に「来」「去」が用いられる場合、目的語が省略できるので、一見動詞がはだかで重なってるように見える。
他来(我家)吃饭。tā lái wǒ jiā chī fàn 。彼は(私の家に)来て食事する。
*この文、別の意味にも取れますが、今考えなくてイイです。結局は同じ意味なので、そのうち自然と身に付くと思う。一応書いとくと、彼は(私の家に)食事をしに来る。

この辺りの例外文も、結構見聞きするので、気が付かなかった原因のひとつだと思う。
更に、この第一成分の「来」「去」は、第二成分として後ろにもってくることも出来る。その場合、目的語は必ず省略される。他吃饭来。兎に角「来」「去」はくせ者ですので、それだけ意識しておいてください。
もうひとつ、第一成分に目的語がこない例として、動作状態助詞という「了」「着」「过」をともなう場合がある。 煮了吃 zhǔ le chī 茹でて(から)食べる。
もう一丁、結果補語も例外ですね。動詞がはだかで重なってる。买到,看见,听懂……

この辺りの例外文を除けば、動詞が、はだかで重なっていたら、ほぼ目的語と考えて問題ないと思う。まだ、例外はあるにはあるのですが、まあまあ今日のところは、これくらいにしておきます。(例えば、请等下。)

以上が、新しく気がついた区別方法です。

区別方法は別として、連動文の特徴について一言。連動文は、後ろ主眼がほとんどだが、例外もあるので、私の連述文定義「前か後のどちらかが主眼で、他はカザリ。」程度のゆる~いキマリにしておいた方が良いのかも知れない。実際、上記の 他来(我家)吃饭。の例のように両方取れるパターンもあるし、解らない、ハッキリしないパターンもあると思う。ただ、大部分はどちらか推測できる、或いは自然に入ってくるのでそんなに困らないであろう。

 最近、中国語を学習していると、疑問は泉のごとく湧いてくるのだが、解けない。書きかけて解けないのでやめて、下書き保存としてどんどん記事が溜まっていく。

 解けない文の話をだしたので、今日、ついでにもうひとつ、書きます。解けない文ですので、答えは有りません。
欢迎大家来到西安。
huān yíng dà jiā lái daò xī ān 。
 以前、この例文記事に挙げました。挙げたが途中であきらめました。解けないのです。
形としては、文句なく連動文。でも連動文では、意味が通じない。よく見ると、大家 は 欢迎 の目的語であり、来到西安 の主語でもある。なら、兼語文か?欢迎を用いた兼語文の例は探しても有りません。どうも兼語文とは一般に言われてない。しかし確かに兼語文構造ではある。別の分析としては、欢迎(述語)+大家来到西安。(目的部:svo節)の分析。(辞書でもこう分析されてる)のだが、現実では、そうは喋ってない。欢迎大家来到西安。と喋っている。前回は、ここでギブアップ。不思議な文が有るもんだ。。。でブログを書き終えてる。
 今日も、状態としては全く同じです。ココで終わっても良い位なんですが、日本語訳を見てみた。「西安へようこそ。」だそうだ。全く、屁のツッパリにもならない日本語訳だ。構造を説明する気など一切ない。訳した人は一体何を考えてるのでしょう?通訳なら、コレで100点だと思いますよ?学習書ですヨ?これじゃ、焼き鳥屋のお母さんの答えと一緒じゃないですか!お母さんの事は一旦置いといて、、、
 ここでなんですが、じゃあ、この文章の意味が解らないのかというと、私解ります。文句なく自然に入ってきます。自分はどのように考えてこのフレーズを理解しているのだろうか?妙な話だが、自分の理解の構造を分析してみようと思いました。欢迎大家 ここが主眼です。コレだけでも意思は通じる位主眼です。来到西安。付け足しです。どうも、私はこのように考えている様だ。これでスッキリなんです。
 なんですが、解けない問題山積み。
1.辞書に載ってる、欢迎(述語)+大家来到西安。(目的部:svo節)の説明は何なんだ?辞書を無視するのか?
2.欢迎大家来到西安。と分けて分析するのですね?では、動詞句が重なった連動文ですね?連動文なら何故第一成分が主眼になるんですか?継起性の原理からいうと、第二成分が主眼になるんじゃないですか?
3.世に言われる兼語文じゃないとしても、この文、完全に兼語構造してますよね?なんで兼語文じゃ無いの?第一成分が主眼になってるのは、この辺りが関係してるんじゃないかなあ?

あ~!疲れた。終わります。

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