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学習記:しゃべる側と聞く側は文法が違います!

 関係の無い話は、今日は無しにします。読者が極端に減っていく。。。

学習記一本でいきます。今日の、例文。
刚才听了这么多你们对奥运场馆的介绍,我真想找机会去北京亲眼看看。
gāng cái tīng le zhè mo duō nǐ men duì aò yùn cháng guǎn de jiè shaò ,wǒ zhēn xiǎng zhaǒ jī huì qù běi jīng qīn yǎn kàn kàn 。
 まず、全体の日本語意訳を書きます。
さっきオリンピックの競技場のお話 をたくさん聞きましたから、機会を見つけて北京に行って、この目で見ようと思います。

 どうでしょうか?すんなり入りますか?
私が、このフレーズをブログに挙げた理由は、ココです。
刚才听了这么多你们对奥运场馆的介绍,
 語彙力で、なんとなく解ります。何となく解れば、それでいいジャン!の声も聞こえるが、私の性格に、どうも問題がある。私、モチを練ったような性格です。分析できないと納得できないんです。もしも私が子供であったなら、きっとなんの疑問も持たず、そのまんま記憶していたと思います。でも私もう年です。
 この私の「納得出来ない感」をどのように表現したら良いのだろう?どう表現したらピッタリくるのだろう?文全体を見れば、一般に、下記のように説明されると思います。

刚才听了这么多你们奥运场馆介绍,
述部
述部目的部

①このフレーズは、主語無しで、述語のみの構成である。
②述部と目的部の単純な構成である。
言われたら納得できるが、実際の会話でこんな未来予測のような分析が可能なのだろうか?この分析は、結果論ではなかろうか?
考えて、考えて、少し新しい手法で分析したいと思います。「聞いた順分析法」です。話の流れというのは、1単語ずつ増えていくという事です。その1単語が追加された時、私はその瞬間、どのように文を分析しているのか?何を感じたのか?その流れで分析したいと思います。
1)刚才听了这么多
ココは解りますよネ?語彙力だけで、十分解ります。ただ、文法上の分析をすると、「这么多」を数量補語と取るのか?目的語と取るのか?の部分は、文法解釈がいろいろあって、正解は無いです。ネイティブの方々は、個人個人の子供の頃からの言語習得能力によって、各人、目的語とか数量補語とかでバラバラにイメージしてるのが現実だと思います。そもそも目的語とか数量補語とかのコトバも知らない。動詞より後に位置したカザリ(付け足し)は目的語です。私の場合、中国語文法の「補語」なるものも理解できないし、その文法説明を信用してないので単純に目的語と理解してます。つまり刚才听了:述語 这么多(事情):目的語。と取ってます。 (事情)が省略されてると考えれば、这么多が目的語であることは、非常に納得出来るハズです。
2)刚才听了这么多你们
ここ迄喋られた瞬間、私は你们をどのように捉えているのだろう?後に続く言葉はまだ存在しないので、上記一般的な説明、つまり目的部の一部であると分析することは不可能です。
じゃあ、どう考えているんだろう???自分がどう考えているのかを考えてみたのですが、述語に続くコトバは、カザリ(付け足し)と考えてる様です。一般に言われる目的語の範疇です。这么多が目的語なら、你们も目的語です。よろしくないが、日本語で書きます。ここ迄聞いた瞬間、私は、こう思ってます。「さっき聞きました。:主眼 たくさん:カザリ(付足し) あなたから:カザリ(付足し)」。既に目的語「这么多」があるので、目的語では無いハズ。或いは二重目的語なら可能性は有るが、我给你一个礼物。とかの一般に二重目的語と言われるフレーズと並び方が違う。違うが、私の頭の中は、この構成になってます。
3)刚才听了这么多你们对奥运场馆的介绍,
对奥运场馆的介绍,コレも解んないですよネ?解んないけど、明らかに言えるのは、コレ、「听了」の目的語です。上記2)の你们が二重目的語かどうかも文法上定かでないのに、更に第三の目的語が来てる。第三の目的語が取れるという事になる。svoooということになる。私は、对奥运场馆的介绍,と聞いた瞬間、どう捉えているのだろう。。。 やはり、述語の後に続く単語は、カザリ(付足し)と考えている。つまり、私の听力は、述語の後に続く単語は、カザリ(付足し)と、どんどん積み重ねてるだけです。この方法で相手の言ってる事は、about解ります。解りますけど文法上のリクツが成り立たない。目的語は二つも三つも出てきて良いのか?良いのか悪いのかは別として、この方法で、about解るんです。なんの勉強もしてなかった私が、実践のみで習得した技です。

 じゃあ、しゃべる時どうするんダ?どういう順番で付け足すんだ?となりますが、答えは無いですが、冒頭に挙げた②述部と目的部の単純な構成である。の部分じゃないかなあ。。。これは、しゃべる側の分析です。しゃべる側は②述部と目的部の単純な構成を把握してる。つまり②述部と目的部の単純な構成が、頭の中に出来ていてその上で、喋ってるんです。しゃべる側の分析法だと思う。
 一方、聞く方は、推測していくしかないのです。私が編み出した「聞いた順分析法」は、聞くときの分析法と言える。しゃべる側と聞く側は、絶対的に分析法が違うと思う。
今日、終わります。

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