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学習記:「听说」は離合動詞では有りません。

 今日も前書き無し。イキナリ入ります。

早就听你爸爸说起过你。
zaǒ jiù tīng nǐ bà ba shuō qǐ guò nǐ 。
お父さんから君の事はよく聞いているよ。

 はじめは、「我听说~」で始まるフレーズと同列で、「听说」の間に「你爸爸」が入っただけで、構造的には同じだと思ってたのですが、どうもおかしいです。違和感です。

私が感じた違和感を書きます。
 ナゼ「听说」の間に「你爸爸」が入るのか?「听说」は、「人が言うのを耳にする。」と言う意味のひとつの動詞なのにナゼ間に入るのか?
 辞書をよく見るとtīng//shuōと、//が入ってました。そうか、離合動詞というヤツか。。。
答えを先に書くと、「听说」は離合動詞では有りません。理由はいくつかあるので列挙します。
・離合動詞の例をいろいろ列挙している記事はいくつかありますが、いくら探しても「听说」が、離合動詞であるとされてる記事..ひとつも無いです。これだけ多用される「听说」が仮に離合動詞であるなら、必ず載ってないとイケないです。これが私が感じる、離合動詞で無い、圧倒的理由です。
・調べていると、離合動詞というのは「動詞+名詞」だそうです。「听说」は「動詞+動詞」です。この理由からも、離合動詞ではないです。
・次の理由として離合動詞は既に目的語をもっているので、それ以上目的語は取れないそうです。
「听说」の辞書の例文には、
听说他已经去成都了。〔+目(節)〕=彼はもう成都に行ったと聞いている.
と、しっかりハッキリ目的語をとってます。
 もう離合動詞じゃないですよね?私の中では、既に疑問が確信に変わってます。

 本題の 『ナゼ「听说」の間に「你爸爸」が入るのか?』に戻ります。「你爸爸」はべつに「听说」の間に入ってるワケでは無いです。「听说」という動詞を使ってない文です。「你爸爸」と「听」と「说」を使った文章です。「听」と「说」と言う動詞が、偶然、ひとつの文にあっただけで、動詞:「听说」とは、全く関係ない文という事です。

 では、今日ブログに挙げたフレーズはどういう構造になってるんでしょうか?
一般的にまず普通は、こう分析されると思います。
A.早就听你爸爸说起过你。
(*で、間が入る。)

でも現実は、私には、こう言ってるように聞こえるんです。
B.早就听你爸爸说起过你。
英語的感覚からすると不自然ですよネ。でもこう言ってるように聞こえるんです。
分析表をB.パターンだけ貼っておきます。

早就听你爸爸说起过你。
B早就你爸爸说起过你。
主部述部
連述部主眼連述部カザリ
連述語主眼目的語連述部カザリ
連述部カザリ目的語

①普通、このフレーズの場合、主部は無くて省略されてる。の説明が一般的です。
ですが、この人は何について話そうとしてるのだろう?と思ってる聞き手側からすると「早就」は、その疑問の答えなのです。つまり「何について、話そうとしてるのだろう?」⇒話題⇒主部です。「早くからちょうど~」と言おうとしてる!デッ、内容は?  このようなストーリーの立場でイメージすると私からすると主部なんです。ではありますが、とくにこだわりは有りません。英語式に主語「我」:仕手が省略されてる。の解釈でぜんぜん問題無いと思います。
②この文は、私が、私だけが主張する連述文であるという分析です。

今日、体調が悪いので終わります。
以上

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