今日、結果補語について書きます。結果補語については、いろいろ考えたのですが、そのまんま、ひとつの動詞だと考えれば、どうかなあ?前が主眼だ!後ろが強い!とか言ってきた私ですが、実はそんなの関係なくて、時間の流れに沿って写実的に、二つの述語を直接結び付け、それが一つの動詞であるかの様な振る舞い,いや、ひとつの動詞として考えるべきなのが結果補語と一般に言われているものではなかろうか?中国語は時制の動詞活用が無いので、時間の流れを表現する方法は発生順に並べるだけが唯一の方法です。結果補語は日本語に訳しちゃダメです。中国語→日本語訳→イメージじゃダメです。なのですが、最初は日本語に訳さないと、仕方が無いですよね?方法が無いのだから。私が初めて台湾に行った時の状況を思い出します。私は、中国語が一切解らない。相手は日本語が一切解らない。英単語を書いても通じない世界ですから。唯一の手段はアクションだけ。給料はもらってたけど、なんの仕事もしてなかった時代ですネ。なんとも妙な世界でした。
日本語は、飾り+主眼 が、アバウトなルールです。多少入れ替わったとしても、「てにをは」と動詞の活用の威力で内容は理解できます。一方、中国語は、修飾とか主眼とかは、語順に一切関係ありません。継起性です。発生した順番です。従って前主眼になったり後ろ主眼になったりします。継起性という鉄の掟が語順の全てです。従って、飾りなのか、主眼なのか?は一切語順に関係ありません。
述語が重なった場合、主眼なのか?飾りなのか?これは、私個人は今後もこだわると思います。
学習記を書きます。
让你久等了。ràng nǐ jiǔ děng le 。
今日は、このフレーズに対して、他の人はどんな説明をしているんだろう?と、ネットで調べてみた。『直訳すると「あなたを長らくお待たせしました」となります。“让”は「人に何かをさせる」という使役の意味を表す動詞で、「A+让+B+~」で「AがBに~をさせる・させた」や「AがBに~するように言う・言った」などの意味になります。』とある。う~ん。そうじゃなくて~。私が知りたいのは、このフレーズを他の人は、どう分析するのだろう?と言う部分なんです。暫く探しましたが、いずれも日本語訳しか書かれてない。
仕方ないので私が分析します。
让 | 您 | 久 | 等 | 了。 | |
① | 述部 | → | → | → | アスペクト助詞 |
② | 連述部主眼 | → | 連述部飾り | → | |
③ | 連述語主眼 | 目的語 | 修飾語 | 連述語飾り(目的語系) |
①基本です。主部、述部の確認です。主部は省略されてる。
②述語が重なってる連述文で、前が主眼です。
③連述語飾りは目的語としての飾りになってる。
一般に動詞が目的語の場合、連動文では無いとされてる。がしかし私は、「そのまんま連動文(連述文)で良いじゃないですか!」と言いたい。その連動文(連述文)の飾りの役割をする動詞が目的語の役割をすると私は考える。一般論の場合、我喜欢看书。を まず、 看书 が目的語であるか否かを判断しなければならない。目的語であれば主語+述語+目的語と理解し、目的語でない場合は、主語+述語+述語の連動文と理解する。という流れ。ややこしくないですか?私の考えは、全て 連動文(連述文) ととる。連述部飾りが、その後どんな飾りの役割をするのか?だけです。飾りの役割の中にはもちろん目的語的飾りも含まれる。目的語は述語の立場から見ると飾りに過ぎない。
日本語訳しておきます。→ 让你しました。久等を了。
余談です。知る必要も意識する必要もないですが、このフレーズ 一般に使役文とか兼語文とか言われている。
疲れたので、今日、終わります。
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