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学習記この文、状態補語(様態補語)ですか?

いきなり、始めます。
我觉得很好吃。
Wǒ juéde hěn hǎochī . 私は、美味しいと思います。
質問です。「この文、状態補語(様態補語)ですか?」
どう考えても、完全に状態補語でしょう? 状態補語動詞 / 形容詞+得+状態補語 の形になってる。
 このフレーズを使い慣れてる方なら解りますが、答えは、NOです。
今日書こうと思ったことは以上です。

 この短いフレーズについて私がおもうところをいくつか書きます。
1.ナゼ状態補語では無いのだろう?
私の場合、中国語と付き合い始めたとっかかりに、觉得~=~と思う。 と覚えてしまったのでなんの不自然も感じませんでした。大体、状態補語と言うコトバを当時知らない。学習を始めてから疑問を感じ出したんです。
 いろんな記事を読んだのですが、【動作の状態ではなく、動作主の気持ちや感情の状態を表す時、様態補語は使えません。】というのがありました。これで納得デショ?そういう事らしいです。
2.じゃあ、この文はどういう構造なんだろう?
この答えは、単純です。「觉得」は、辞書で引くと動詞になってます。「很好吃。」は目的語です。
3.ナゼ、感覚的なことは、状態補語表現出来ないのでしょう?
上記1.2.で解決ということで、それ以上考えない方が良いと思います。深みにハマりますので。
 
 なんですが、いちおう私の考えを書いておきます。
いろいろ調べたのですが、「~補語」というのは全て結果補語であるという大前提があります。
「~補語」という名前が付いた以上、まず結果補語でなければならない。結果補語でない以上、状態補語には成り得ないということです。
我觉得很好吃。この文の「很好吃」は、結果になってるでしょうか?
「結果」であるなら、述語の発生の順番として「觉得」の後でなければならない。
二つの述語はどういう順番で発生してますか?
「很好吃。」が発生してから、その後「觉得」 です。 「很好吃。」の前に「感じる」事はあり得ません。つまり先に発生した「很好吃。」は、結果になり得ない。「很好吃。」が、結果でない以上、状態補語にはならないということです。だから、感覚的なことは、状態補語表現出来ないのです。认得,记得,懂得,晓得,免得,省得,值得,懒得,显得 などは、全部動詞で状態補語表現じゃないです。

以上です。

言葉を削って削って、限界までシンプルに説明しました。これ以上書くと、混乱すると思います。
そうは思うんですが、この「なんとか補語」について、私の思うところをもう少し書きます。
 

 誰もが認める状態補語の例で、説明します。

你长得很帅。 nǐ cháng de hěn shuài 。(あなたはかっこいいですね。)
长(育つ)+得+帅(かっこいい)

①補語とはなんなのか?
この補語と言うコトバですが矛盾だらけなので、私は、無くしたいと主張してます。
私は「なんとか補語」は、連述文であると考えてます。後ろの述部が主眼の連述文。その中のひとつと考えてます。
こうです。

很帅。
主語連述語カザリ連述部主眼

②後ろの述部「很帅」について
(あなたはかっこいいですね。)という日本語訳が示す通り、帅(かっこいい)が主眼(一番言いたい事)です。长得は、日本語訳では無視されてます。その程度のカザリです。

③前の述語「长」+得 の部分について
 「长」は「得」が付くことに依って主語化するという主張もあるが、この文の主語は「你」であって、これ以上主語が増えることは無いです。そこだけ切り取ってみると主語として成り立つかもしれないが、述部の一部であって主語では無いです。述語のカザリ的な補足のレベルに位置するもので、主語(話題)のレベルに位置するものでは無い。(日本語訳では、长得 は、一切登場しません。そのレベルです。)
 ただ「长得」を「长的」と書く人が居ることが示す通り、名詞化している事は間違いない。
さらにこの「得」には、「後ろに状態とか様態が来るのですヨ。」の意味があると思う。

補語については、もっと書きたい事があるのですが、今日は止めときます。グチャグチャになりそうなので。そのうち気が向いたら書くと思います。

以上 本当に終わります。

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