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学習記:状態補語 やはり厄介なのは日本語だった!

 忙しい!
あれだけヒマだった私が、最近、忙しい。仕事では有りません。やりたい事がいろいろ出来過ぎて、所ジョージ状態です。
 過去の私のように、仕事に追われて忙しいんじゃないです。自分がやりたい事で忙しい。
学生の方とか、これから将来ある若者に言いたい。なんでも良いから夢中になれるものを探し当ててください。まあ、私は、若い頃は探し当てられなかったが。。。
 人はヒマだと、不幸な事ばかり考える。夢中なのが一番良い時間だと思う。トキメキを感じないと生きてる意味が無い!
 
 学習記に入ります。
服の穴の補修を補修屋さんに頼んで、出来上がった商品を見て発したコトバです。
哇,补得一点儿也看不出来,真棒!
wā ,bǔ de yī diǎn ér yě kàn bù chū lái ,zhēn bàng !

私がこのフレーズを挙げた理由は、ココです。
「补得一点儿也看不出来,」
程度補語とか様態補語とか言われてます。いろんな言い方が有りますが、私は状態補語と呼んでます。
 前回ブログで、結果補語について、中国語は「動作+動作の結果」を省略せず、イチイチ言うという事を書きました。日本語の様に、そんな事解るでしょう!と、勝手にどちらかを省略したり、或いは省略無しで、両方言ってみたりしない。(基本は。。。)
 今日の状態補語なんですが、何となく感覚的に、日本では省略無しパターンの様な気がする。「動作+動作の結果」を両方言ってる気がする。
 今日、例文に挙げた「补得一点儿也看不出来,」の日本語訳は、「補修したのが少しも解らない。」です。ちゃんと省略せず、両方言ってる。ひょっとして、一般に状態補語と言われてるフレーズは、日本語でも省略しないのではなかろうか?少し調べてみたのですが、やはり、省略パターン存在します。日本語は、そんな単純じゃ無い様です。手ごわいです。自分のブログからいくつか拾ってみます。
・你长得很帅。 あなたはかっこいいですね。→ 育つのがかっこいい。(中国語では、こう言います。)
・她长得挺漂亮的。 彼女はとても綺麗です。 →育つのがとても奇麗。 (中国語では、こう言います。)
・你最近过得怎么样? 最近どう?→ 過ごすのが、どうですか?
・搞得这么复杂! こんなに複雑なの?→ するのがこんなに複雑。
動作の部分、日本語では、完全に省略してます。厄介なのは、実は日本語なんです。前を省略したり、後ろを省略したり、気が向いたら両方言って見たり。。。中国語の方が簡単です。常にイチイチ両方言えば良いだけですから。
 厄介なのは、日本語だったんです。日本語に訳すから解らなくなる。

 別件を少し。今回の例文で、たまたま登場した「一点儿也」について。
日本語で「少しも」です。偶然の一致なのか? これ、そのまんまです。語順も同じ。全体として果たしてる役割も連用修飾で同じ。位置も述語の前で同じ。訳してるんだから、同じなのは当然と言えば、そうなのですが。。。外国語なのですから、違う文法を用いてるワケですから、語順とか述語に対する相対的位置とか、多少違うのが普通です。特に結果補語の様に!  只、「一点儿也」は、完全に同じなのです。偶然とは思うが、歴史を遡ると日本と中国は近いし、行き来も有った様なので、何らか関係してるのかなあ。。。
 それにしても補語の用法は違い過ぎて、ワケが解らない。

 一般に状態補語と言われてる表現の中で、もうひとつ気になる件があるので、付け足しときます。
状態補語と言うのは、結局、結果補語の一種に違いないのですが、或る解説には、状態補語は、【評価】【描写】【結果】この3用件に対してのみ使われるというか、使わなければならないと説明されてました。まあ、そうなのか。。という事なんですが、【評価】も前の動作に対する評価、つまり動作の結果。【描写】も前の動作に対する描写、つまり動作の結果。全て結果で区別の必要無し。という事で良くないだろうか???私が言いたいのは、全て結果なので、【評価】【描写】【結果】とかの表現をしなくても状態補語は【結果】であるで良いのではないのか???と私は思うんです。
 私だけの推測ですが、昔、中国語を研究されてる先生が読んだ中国語文法原書に、このような事が書かれてたのではなかろうか。。。先生は、忠実にそれを訳して文法書として日本で市販する。買って読んだ学生は全く理解できない。それが現在も継続されてる。こんなストーリーを連想するのは、私だけだろうか???



今日、短いですが、終わります。他にやらなければならない件が、沢山ありますので。
以上

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