G-2B790BNTEK

学習記:話題がいくつも登場してくる話は、話題を言わないヒトと同様、理解不可能。

 あれは私がまだ台湾で、通じる言葉を見つけて、それだけをテキトーにつなげて喋ってたテキトー中国語の時代です。ある女性から言われたコトバが記憶に残っている。クォーイー チャンダ ヘン ハオ。意味は解る。解るし、人をほめるときはこういう言い方をするのだな。。程度で通じるコトバのひとつになっていた。
 学習を始めて、国语讲得很好。guó yǔ jiǎng de hěn haǒ 。と書くのだと解った。解ったが、疑問が出てくる。この「得」って何だろう?「的」じゃないの?テキトー中国語の時は、てっきり「的」だと思ってました。いろいろ調べると、このフレーズは一般に状態補語とか様態補語とか言われているらしい。ある記事によるとネイティブの方々は実際のところ「得」と「的」をあまり区別してないそうです。私のテキトー中国語で感じていた「的」じゃないの?という疑問は、的外れではなかったというか、正解だったようだ。
 この状態補語というのがかなり面倒くさいです。調べれば調べる程、深みにはまっていきます。その状況、状況に応じてひとつひとつ丸覚えのほうが早いのではなかろうか。。?何度も使ってるうちに頭の中に何らかの形が出来ていくのがベストと思う。なんですが、私一旦学習を始めるとそういう曖昧なやり方では気が済まないんです。学習を始めてないなら別です。テキトーで充分納得できるんです。始めた以上、リクツ的に成立しないと気が済まないB型なのが致命傷です。状態補語が今日の題材になってしまったので、少々簡単に書きます。
1)この表現が使われるのは、評価、描写、結果を言いたいときだけだそうです。今回取り上げた「あなたは、中国語が上手いですね。」は、評価なので状態補語を使わないとイケない様です。
 想像の世界ですが、日本語があまりうまくない中国の人は「あなた、しゃべる、うまいね~。」と言いそうですよね?彼らは、状態補語を用いて日本語をしゃべるのです。
2)「讲」ですが、最近の中国では「讲」と書かれるらしい。同じだということです。「~的」は、~の部分を名詞化する時使われる。つまり「讲得」にも名詞化の働きがある。では、主語なのか?というと、主語じゃないです。確かに名詞化はしてる。だが主語化はしてない。述語「很好」の付け足し、カザリになっている。述部の一部で述語の付け足しの感覚です。ちょうど、主述述語文の代表として挙げられる「ゾウは鼻が長い。」の「鼻が」の部分に該当する感じです。普通 日本語で「ゾウは鼻が長い。」としゃべってる時、「鼻が」を主語とは考えてない。述部の一部、付け足し位の感覚で喋ってると思います。それと同じで、主語じゃないんです。小主語という言い方をする人もいるが、主語という言い方をするとグチャグチャになります。本当の主語は「ゾウ」ひとつだけです。
 ほんとうの話題(主語)なのか?或いは、切り取ってそこだけ見ると一見主語のように見えるが、本当は主語ではなく述部の一部なのか?は、ハッキリ区別するべきです。
 話題(主語)がいくつも登場してくる話は、話題(主語)を言わないヒトと同様、聞き手からすると理解不可能なハナシになってしまうのです。
3)状態補語については、調べれば調べる程深みに入っていきますので、「讲」⇒「讲」と置き換えて暫くならしてみてはどうでしょうか。。
 厳密には、「的」のあとには名詞しかこない。とか「得」のあとには名詞はこなくて、動詞、形容詞がくるとかあります。補語と言うコトバ自体 補足の役割をイメージしますが、実際は補足じゃなくて主眼であるとかもありますが、これは深みへの入り口なので今日は止めときます。「讲」⇒「讲」と置き換えて、暫く慣らし運転をすることをお勧めします。

今天,说到这儿。

終わります。

コメント