今日も、いきなりいきます。
餃子の茹で方を説明してます。その中の一節です。
三鲜饺子容易熟。
sān xiān jiǎo zǐ róng yì shóu
三鮮餃子は、火が通りやすいです。
簡単なフレーズです。自然に入ってきます。ただ、学習を始めると疑問を感じ始めるのです。
この文の述語「容易熟」は、どういう構造になってるのでしょうか?
1)辞書をひいてみました。
・容易
①形容詞 容易である。
②動詞 …しやすい。
用例
罗马字比较容易学。=ローマ字はわりに習いやすい。
・熟
形容詞 煮えている
構造は、容易(述語:動詞)+熟(目的語:形容詞)とでもなるのだろうか???
2)私が使ってる文法書で調べてみました。
・容易
動詞の前におかれ、「…しやすい。」の意味を表し、形容詞である。
形容詞が連用修飾語として使われている。これを意識して日本語訳すると、「容易に火が通る。」くらいかなあ。。。
☆助動詞の説も有ると付記されてる。
全体として、形容詞とする説、動詞とする説、助動詞とする説が混在しております。更に、私があげた例文では、「容易」は動詞の前に置かれてるのではなく、形容詞の前に置かれてる。この点でも更に矛盾を生んでる。記事を書く人によって、品詞のとりかたが、要はグチャグチャなのです。ここまでグチャグチャだと。。。もう、「容易~」は「~しやすい。」である!とするしかないです。
似たような例文をもうひとつ挙げます。
日语好不好学? —好学。
rì yǔ haǒ bù haǒ xué ? —haǒ xué 。
日本語は学びやすいですか? —学びやすいです。
1.辞書を引いてみます。
・好
助動詞 (〔‘好’+動詞〕の形で用い)…するのに都合がよい。
*山ほど、いろんな意味が並んでるが、「~しやすい。」は、載ってません。これが一番近いです。でも、「学ぶのに都合が良い。」を「学びやすい。」と連想するのは、かなり無理がある。
2.私の使ってる文法書
「容易」と同じであるとされてます。つまり「好」は、動詞の前におかれ、「…しやすい。」の意味を表し、形容詞である。形容詞が連用修飾語として使われている。
全体的にみると、「容易」と同様、品詞はバラバラな上に、「…しやすい。」の意味は辞書には無く、文法書のほうにしか書かれてない。グチャグチャ度パワーアップ!
私が、どう考えてるか少々書きます。私の場合、「容易~」は「~しやすい。」である!と身についてるので、違和感有りません。そのまんま入ってきます。違和感ないのですが、構造的にどう思ってるのか?と聞かれたら次のように言います。
三鲜饺子 | 容易 | 熟。 | |
① | 主部 | 述部 | → |
② | 連述語主眼 | 連述語カザリ |
①主部、述部の区分けです。
②連述文です。「容易」が、連述語主眼です。「熟」は、後付け系というか、付け足し系というか、その辺りのカザリです。
何が言いたいかというと、品詞が動詞だろうが形容詞だろうが助動詞だろうが、どうでも良いのです。述語であることに反論するひとは一人も居ません。述語だと考えれば済むのです。大体、品詞なんて、つい最近まで、辞書に載って無かったのですから。現在でも品詞の載ってない辞書があるらしい。品詞自体は当然古くから有ったでしょうが、載せるのが面倒くさかったのだと思います。いろんな主張をするひとが多すぎて。。載せれないですヨ。。
私の連述文による分析は、どうでしょうか?
日本語訳をつけときます。⇒三鲜饺子は容易です。熟が。
☆三鲜饺子は熟です。と言いたいわけじゃないんです。三鲜饺子は容易です。と言いたいんです。
ヤッパ、連述文ヤナ!
今日、終わります。
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